世界遺産マウルブロン修道院でオルガンコンサート
世界遺産、マウルブロン修道院
みなさん、ドイツにある世界遺産ってどれだけ知ってますか?
私は、旅、観光、しかも世界遺産を訪ねるのがとっても好き!結構知っている方だと思っていたのに、ドイツの世界遺産ってノイシュバンシュタイン城とかケルン大聖堂やポツダムやバンベルクとかくらいで、意外と知らなかったことに、いや、ドイツに世界遺産がたくさんあるのに日本では意外と有名じゃないことに気づきました。
私の、住んでいる、Saarland【ザールラント州】も、電車で、3駅くらいのところVölklingen【フォルクリンゲン】、来るまで1時間半のTrier【トリヤー】というところに、ドイツでは有名な世界遺産があります。
今日は、その中でも、世界遺産のマウルブロンの修道院というところに行ってきました。といっても目的は、私の尊敬するオルガニストである師匠のコンサートへ、目的は観光ではなかった....のに行ってみて、とても素敵なとこ。
マウルタッシェ
その修道院よりも、ドイツで有名なお話が。ドイツのSchwaben料理【シュヴァーベン郷土料理】が有名で、その料理の名前の由来を知ってるから修道院が有名に(ドイツでですけど)なってるのかなと。
ドイツの郷土料理、Maultasche 【マウルタッシェン( 本当はマウルタッシェ…でもWikipedia で調べたら日本語ではなぜか複数形になっていたので、ここでは日本語にあわせて) 】たるもの見たことあるでしょうか?
最近は、日本にもドイツレストランがあるけれど、どちらもきっと知らないですよね....私だって、ドイツに来るまでは知らなかった。
このMaultascheたるのも、ドイツのスーパーでは大体お見かけするんです。いうならばドイツのラビオリ、日本でいう餃子みたいなの。でも大きさは、ドイツサイズ、デカイんです。tascheってドイツ語で鞄とか袋っていう意味で、マウルの袋!料理を見たら、ほんとだ。。。って思います。小麦粉で作られたパスタのような生地の中に、豚のひき肉が入ってるんです。
-
Maultascheの由来は、キリスト教と深い関わりが
四旬節といって、復活祭の46日間の間のことを言うのだけれど、キリストの復活がなしとげられるまでは教会ではお肉を食べることができなかったんですね。そこで、ある修道女から....耐えきれなかったのか、料理中にそれではお肉を生地に隠してしまえば神様にわからない!と言うアイデアが生まれ、この料理が生まれました。もちろん、みんな食べたかったんですね。笑
ドイツでは今でも、もちろんキリスト教の文化が根付いてます。でも、そんなキリストに背くような話、歴史がむしろ有名になり、今でも郷土料理として愛されているのも、ドイツ人のポジティブでユーモアのある性質が映し出されているような気がします。
料理は実は、5年前に一度来て食べたのだけど、今回は食べる時間がなかった....ので、マウルブロンと言うところがどんな感じなのか。。。
修道院の入り口付近、中は、昔のまま、入って見学できます
広場にある噴水
暖かく、休日だったため、たくさんの人!
パイプオルガンコンサート
そして、楽しみだったコンサート。
ドイツの教会には、ほとんどの教会にパイプオルガンが設置されていて、礼拝を執り行うには欠かせない大切な楽器。日本では、教会より大きなコンサートホールに入っていることが多いかな。
J.S. Bach【ヨハン セバスチャン バッハ】はみんな知ってるだろうし、彼は、作曲家として知られていますが、オルガニストでカントールでもありました。
今日は、バッハや、リスト、メシアンなど、このパイプオルガンでは、いろんな時代のたくさんの可能性があって弾けるんだよっていうプログラムでした。
色々紹介したいのですが、まずはパイプオルガンの紹介ですね。
次回は、パイプオルガンについて書いてみようと思います。
コンサートは、もちろん素敵でした🎶
私ももっとがんばるぞー!